家庭医(総合診療医)のアタマの中〜健康・食事・運動・行動について〜

家庭医(総合診療医)として健康・食事・運動・行動変容などについて記録。「やらないといけないけどやれない人」「一歩が出ない人」の手助けができれば良いなと思ってます。一人ではダイエットが続かない、運動が続かない、スタイル維持ができないなどと悩んでいる人は是非一緒に考えませんか?

【習慣を変えよう③】わかっちゃいるけどやめられないことないですか?「重要だと思えない人」

 行動変容第3弾。今回のテーマは「重要だと思えない人」

m-fam-med.hatenablog.com

太っていて痩せないと思っているけど、痩せようと強く思えない。

タバコ・酒を辞めろと周りに言われ、体に悪いと思いつつ、なんでやめないといけないの?と思っている人。

悪い・・・良くない・・・と思っているのにやめられない習慣はないですか?

 

そんな人は『なぜその習慣を変えなければならないか、自分の中での優先度・重要性が低い』可能性があります。

 

 頭の中では

   痩せないといけない < ご飯をお腹いっぱい食べたい。

   タバコをやめる   < タバコが美味しい

   酒をやめる     < 仲間と呑むのが楽しい、酒が好き

   運動を始める    < めんどくさい。時間がない。

 

 このように本人の中ではそのわかっちゃいるけどやめられない習慣を行うような動機・言い訳が占める割合が多いため一歩が踏み出せないのです。

 

 それではどうしたら良いのか。下記の質問にじっくり考えて答えてください。より具体的にかけるだけあげて見てください。

  ① どうしてその習慣を変えたいと思ったのか ?

  ② その習慣の悪いところはどこ?良いところはどこ?その良いところ・悪いところは誰から見て良いところ・悪いところですか?(一般的に?自分にとって?)

  ③ どうしてその習慣を変えられないのか?

  ④ 今思ったことは「言い訳」になっていませんか?本当に変えられませんか?

 

 

優先度が低い・重要度が低い原因にはいくつかあります。

①無自覚に自分の中で言い訳を作っている場合

②そもそも目的意識が低く、周りから言われた・周りもやっているからやらなきゃいけないと自分の中でなぜそれを行うのかはっきりわかっていない場合。

 

 

など

 

 わかっちゃいるけどやめられない、「重要だと思えない人」は、その一歩を踏み出すことがあなたの人生の中でどれくらい重要なのかを想像して見てください。